DevRelしてたら職が変わってた件(´Д` )

Shohei Oda
7 min readDec 9, 2018

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本投稿は DevRel Advent Calendar 2018 Day 9(12/9) 向けの記事です。

皆さまこんにちは。日本マイクロソフトのおだしょー(odasho)こと小田祥平です。今回は表題の通り「DevRelしてたら職が変わってた件」について語ってみたいと思います。

要はDevRelなアクティビティをしていたら転職していた、ということですが、それだけでなく仕事に対する自分の意識が変わったなと感じた部分まで書ければ良いなと思います。

そもそも私がDevRelという単語を耳にしたのは今から2年前の10月頃で、当時まだ同じ職場だったMicrosoft MVPであり現在IBMでDeveloper AdvocateをされているTaijiさんが社外でDeveloper Relationsなる活動をしていると聞いて興味を持ったことがきっかけでした。

いわゆる受託開発メインのシステムインテグレータで日々顧客のシステム構築や管理をしていたため、アサインされたプロジェクト以外はいろんな意味で他の技術や外の世界を知らず、他所はどうなんだろう?と感じたわけです。当時、Taijiさんとは異なる部署でしたが、私は彼に直接ヒアリングをして様々なアクティビティに帯同するようになりました。そこで最も興味を惹いたものの1つがDevRelでした。

翌年には運よく会社で選抜され「自社や個人の知名度を上げる活動」と称してプロジェクト対応の傍ら期間限定でエバンジェリズムを行うことを許可されたので、モバイルアプリエバンジェリストを名乗り活動を開始しました。とはいえ、残念ながら外部で語れる自社プロダクトを担当していなかったので、自分の時間でプログラミングを学び苦労した点や自身の手でできたものが動くすばらしさを語ってきました。

2017年2月のDevRel Meetupで初登壇@渋谷21cafe。めちゃ下手くそw でも盛り上がった。

最初はまぁ今振り返っても下手くそでしたし、今もさほどうまくはないのですが、Outputを重ねることで少しずつ上達し、周囲との会話のプロトコルも合ってきたように思います。そのうちに他所のコミュニティや一般社団法人からお声もかかるようになりました。

iOSコンソーシアムなのにAlexa Skill開発手法で登壇。話すの楽しい。そして太ってる。

特にDevRelは、「すばらしい経験やスキルを持つ貴重な人材にだけ価値がある」という誤解を解き、「自身の経験を何かの形でOutputすることが価値になる」と教えてくれました。それに加え、年齢や経験に関係なくアドバイスをし合える環境であり、幼いころから刷り込まれた年功序列感は全くなく、皆対等な立場で居心地がとても良いです(私が幼少期からずっと体育会に身を置いていたからかもしれませんが苦笑)。

失敗しても良いです。うまく話そうとしなくて良いです。コミュニティにはそれを許容するだけの器があります。少しでも興味があれば是非手を上げてみましょう。

外部での活動期間が終了した後もコミュニティには参加し、そこで得た知見を社内外でOutputし続けてきました。ただ現業とFitしない部分を感じ始めていて、転職が頭をよぎるようになりました。「Fitしない」というのは、Fitするプロジェクトが全くなかったのです。それどころか会社(というより所属部署)の向かわせたい方向が変わり、自分の向かいたい方向と明らかにアンマッチが発生したと気付き、しばらく頭を悩ます日々を過ごしました。

社内セミナーを催したり等色々。キャラメルフラペチーノを毎日飲んでた時期←

そこでDevRelってそもそも何だったっけ?と原点回帰してみました。以下はConnpassでのDevRel Meetupグループに掲載されている説明文です。

Amazon、Google、Facebook、Evernote、GitHub…多数の企業が実践しているマーケティング手法がDevRel(Developer Relations)です。外部の開発者とのつながりを形成し、製品やサービスを知ってもらうこと、さらに彼らの声を聞くことでサービスの改善や機能追加に活かしていく活動になります。日本でもエヴァンジェリストやデベロッパーアドボケイトと呼ばれる方が増えており、製品やサービスを紹介しています。DevRel Meetup ではそうしたエヴァンジェリスト、DevRel活動を行っている方が集まり、知見を共有したり情報交換をする場にしたいと考えています。イベントを繰り返すことでDevRelやエヴァンジェリスト、アドボケイトの認知度向上をはかりたいと考えています。

なるほど。DevRelはマーケティング手法なのか、と今更感満載で理解しました。それと同時に想いがよぎりました。「じゃあマーケティングをちゃんとやってる会社で働かないといけない」

(もちろん本投稿はDevRelやりたかったら転職しろ!と言っている訳ではありません。自身が所属している会社でDevRelがやりたいと思ってできるならそれに越したことはありませんし、大抵その会社の文化にないものを持ち込むと少なからず何か問題は発生すると思います。どこでやるか、だけの話で私はその会社の文化や組織構造的に自分が動いた方が早いと判断しただけです)

この「理解」というのは当時と目的が違ったからなのです。「自社や個人の知名度を上げる活動」とは明らかに異なります。一応エンジニアの端くれではあるけどマーケティングは新しいチャレンジになる。果たして自分は大丈夫なのだろうか? と。そして、今時点で答えを出せていません。というより3ヶ月もしないうちに絶対正解だったと自身満々に言えたらそっちの方が危ない気がします笑

そう遠くない将来に数ヶ月前の自分の判断は間違っていなかったと思えるようになりたいですね♪

幸いなことにやり方ひとつで楽しみ無限大なMicrosoft Azureというすばらしいプロダクトに関わることとなり、今はただ自分のチャレンジを目一杯楽しんで、技術とマーケティングを学び同時にOutputを続けていくことに集中したいと思います。コミュニティこそが今の私の主戦場であり生き様です。自分が楽しくて人にオススメしたいと思った技術をマーケティングしていきますd(´Д` )♪

Microsoftのおだしょーもよろしくな!!\(´Д` )♪←

For your Information!

DevRelCon Tokyo 2019: https://tokyo-2019.devrel.net/#home

DevRelCon Tokyo 2018: https://tokyo-2018.devrel.net/#home

DevRelCon Tokyo 2017: https://tokyo-2017.devrel.net/#home

iOSコンソーシアム: https://ios.or.jp/

Microsoft Azure: https://azure.microsoft.com/ja-jp/

Microsoft MVP: https://www.microsoft.com/ja-jp/communities/mvp/default.aspx

Microsoft Connect(); Japan 2018: https://aldente-dev.github.io/connect2018/

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